知る人ぞ知るが、私は無口で思慮深い、一匹狼タイプの女である。
大人数で群れるのが苦手で、行きたいところへは一人でどこへでも出かけていく。
常に自分と他人の間には境界線がひいてある。
自分の個人的情報は必要最低限しか開示しないし、他人にもあまり個人的なことは聞かないというのが私の基本のスタイル。
なぜそれが基本のスタイルなの?と聞かれると、自分でもなぜ?と思うが、
30年間そうやって生きてきたのでもう体にしみついてしまったのである。
でも、それでは人とのつながりが薄く、人間関係が発展しない。
と、今頃気づいた。(遅いよねー)
そこで、心をオープンにし、個人情報はなるべく開示しようキャンペーンを行っている。
(え。別に聞きたくないって? がくーん)
先日同僚とランチをしていたときのこと。
『かおりんは、もっとオープンマインドにならなきゃと気にしているけれど、そんなこと考えなくていいよ。今のままでいいんだよ。』と同僚。
このときの私の自動反応(最初の反応)は、
”なにいってるのよ。あなたはもともとオープンな人だから必要ないと思っているのだろうけれど、私は自分がオープンマインドでなかったことで失ったものがたくさんあるのよ”
でも次の瞬間
”今のままの私でいいといってもらえるのってなんて幸せなのだろう。ここは理窟屋本俸にはならずにひとつ彼女の気持ちを受け止めよう”と想い、『ありがとう。』と言ってみた。
そしたら彼女も『やさしさってやさしさを呼ぶのね。』といって私の気持ちを受け止めてくれた。
その後、私の心はとても温かくなった。
今の自分を認めてくれる人がいるというのはいいですね。
オープンマインドにならねば、と自分を追い詰めるより、今のままでいいんだ、と思っているほうが、気持ちがリラックスし、自然とオープンになれる気がする。
ありのままの自分を受け入れよう。
ありのままの自分を受け入れるよう、私を導いてくれた同僚を大切にしよう。